外貨建て債券には、つぎの三つのリスクがあります。「一、外債を発行した国や地方自治体、企業などの、信用度に対するりスク。二、為替変動に対するリスク。三、金利変動の影響によるリスク」まず、為替変動に対するリスクについて説明しましょう。外債は、現地の通貨としていくら金利が高くても、その通貨に対して円高になれば利回りは低くなりますし、場合によっては元本割れを起こすこともあります。たとえば、一ドルが一一五円のときに、五〇〇万円で五年ものの米国債を買ったとしましょう。
外貨預金のじぶん銀行
http://www.jibunbank.co.jp/pc/guidance/service/foreign_deposit/
この場合は、(五〇〇万円÷一一五円)で四万二八六六米ドル分の米国債を買えることになります。クーポン(金利)が五%とすれば、税金などを考慮に入れなければ毎年二〇八三米ドルの金利収入があります。一ドルがずっと一二〇円なら、二〇八三米ドルは約二五万円なので、それから為替交換手数料を差し引いた円を得ることができます。しかし、そのうちに円高になって、一ドル八〇円になると、二〇八三米ドルは一六万六六四〇円にしかなりません。ここで、高利回りの期待はやや薄れてしまいます。しかも、五年たって満期を迎えたときに、やはり一ドルが八〇円だったとすれば、元本割れを起こすことになります。つまり、四万二八六六米ドルを一ドル八〇円で円に替えても、三三三万三二八〇円にしかならず、利息を考慮に入れなければ一六〇万円以上、損をしたことになるのです。外貨預金と同様に、外貨建て債券も買ったときより、満期時のほうが円高だと元本は目減りします。外貨建て債券には、こうした危険がつきまとうことを忘れてはいけません。以上のことを外貨預金にトライするときに、活かしてほしいものだ。