英語が必要ない「マルドメ(まるでドメスティック)」エリアの会社はどのような条件で選べばよいか。第1に、サービス系だ。モノは簡単に国境を越えるが、人が人に行う「サービス」ビジネスは簡単に国境を越えられない。野村総研やNTTデータといった、企業に情報システムを導入するサービスを行うSI企業が代表的だ。職種としてはSEが中心である。国内生保・損保は、たしかに、保険商品を売っているのであるが、その競争力の源泉は、国内津々浦々に張り巡らされた販売チャネル(たとえば約5万人におよぶニッセイレディ)、販売店網(たとえば、東京海上のマークがついた販売代理店)にあり、それらを管理するのが仕事の中心なので、サービス業みたいなものだ。
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外国人を相手にする可能性は低い。第2に、規制産業。キリンビール、アサヒビール、サントリーといったビール各社は、世界最高税率や、国内で独自に認められた添加物(コース、スターチ……)など、独特の規制のなかで成長してきた。アルコールは各国の国民性や嗜好も強く、今後も大々的な海外展開は考えにくい。